お気に召すまま

ジャニーズとNACSと、観劇と、自分の健康と

【考察】三宅健という人

こんにちは、ユカです。
ちょっと今日は題名の通り1人にスポットを当てて記事を書こうと思います。

きっかけは、立て続けに見たこんなネットニュースです。

V6・三宅健の手話能力と、勉強のキッカケに称賛の声相次ぐ。パラリンピック特番の活躍で「綺麗で解りやすい」「びっくり」 (E-TALENTBANK) - Yahoo!ニュース
V6・三宅健の手話に称賛の声 NHK・Eテレのパラリンピック番組で連日披露 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

少し前にリオの現地で取材してる風間俊介さんを話題にした記事もいくつか見たんですが、ここのところは我らがV6の太陽さんが紹介されてることが多くなってきました。
うちの両親も、『みんなで応援!リオパラリンピック』を見て、"えっ、健ちゃんってこんなことできるの?全然アウトじゃないじゃん、ちゃんとしてる!"と言っておりました。とにかくびっくりしたみたいですね。

数年前にアウト・デラックスに出て、その自由奔放な部分がクローズアップされて以来、一般的にはそのイメージが強くなった健ちゃん。その一面もやはり健ちゃんを語るにあたって不可欠ではあるんだけど、それだけではないんだよ!と声を大にして言いたい。
おそらく、彼はV6で一番自由と同時に繊細で不器用な方です。


アウトな一面〜少年のような奔放さ
アウト・デラックスやほんまでっか!?TVでクローズアップされたの正にこの部分で、確かに三宅健を構成する要素でとても大切な部分です。ただ、上記2番組に出てた時は本人も求められているから少し誇張されていたように思います。まあ、バラエティ番組だなんてそんなものですけどね。
誇張されてたのは下記の通り。

  • メンバーの膝の上に乗る
  • 時間を守れない
  • 怒られてるのに笑ってしまう

などなど本当に子どもらしいというか、言い方を悪くすると成長してない部分が随分とフォーカスされていました。ファンから言わせるとね、確かにこれも健ちゃんであり、健ちゃんの良さでもあるのですよ。メンバーの膝に乗るなんてずっとネタにされていたし、20周年ライブでも健ちゃんのメンバーとの距離感のおかしさも取り上げられていました。そもそも、その自由さに剛くんは
人として信用できない
だとかのたもうてしますし、
10周年ライブのMCで健ちゃんが見事に暴走してグダグダになったときも

お前、ちゃんと綱握っておけよ!(イノッチ)
自分で食いちぎって行っちゃった(剛くん)

なんてやりとりがありました。
私、このやりとりが結構好きで、V6における自由な三宅健を象徴したやり取りな気がするのです。それと同時に剛健コンビの在り方も表してると思います。見守ってるようで、超放任主義でも、やっぱり相方は剛くん。綱握っておけと言われて、否定するかと思いきや、肯定するだけでなく食いちぎるっていうネタまで付けちゃう剛くんのツンデレっぷりに、綱を食いちぎる何て言われてる健ちゃんの奔放さ。お互いに相方はやはり剛健しかないのでしょう。ああ、剛健尊い…
学校へ行こう!を見てもやっぱり奔放な少年像ってのが強いんですよね。と、同時に思うのが彼が奔放さを炸裂場面ってメンバーといる時が殆どなのです。安心して、自分をさらけ出せる場で彼の少年のような奔放さが現れる。
では、話題になった番組に出ていた時の奔放さは…?恐らく、彼の素にある部分を求められて彼自身が誇張して出したのではないのでしょうか。"見られること"に対して、並々ならぬプロ意識を持つ健ちゃんのサービス精神が見せたものだと思うのです。


アイドルとして見られること〜高いプロ意識
プロ意識の高さや職人肌は、V6全員共通して言えることですが、アイドルして見られることに関しては健ちゃんがずば抜けています。
女子力が高いとよく言われる健ちゃん。それは肌のお手入れのこだわりや、シャンプーなんかもオーガニックのものを使っていたりして、とてもアラフォーの男性とは思えない美貌を保っています(女性に対しても、夜メイク落とさない人は許せないとか。女子力高すぎ!)。岡田くんとか、かっこいいけどどんどん男っぽくなってますからね。健ちゃんはデビュー当時の中性的な印象を保ってます。それも見られる仕事ゆえのプロ意識から来てるんじゃないかと思います。
また見た目だけでなく、内側のプロ意識も素晴らしくて、誰よりもアイドルであることに誇りと自信を持っていらっしゃいますよね。また岡田くんとのエピソードになりますが、彼が俳優の仕事に心が傾いていた頃(本人たち曰く反抗期)に、健ちゃんが

アイドルであることに誇りを持ってほしい、
恥ずかしく思わないでほしい

正しくはわかりませんが、こんなニュアンスのことを伝えたそうです。この発言、生半可にやってる人には言えないことだと思うんです。これ、ファンの間では有名な話で、岡田くんのエピソードとして語られることが多いんですが、私は健ちゃんのプロ意識の高さを感じるエピソードとしてすごい好きです。
アイドルとしての誇りを持っている、ということは応援してくれている人たちへの愛も惜しみないということです。20周年記念ライブのDVDの中で、

色紙の裏面まで書くの始めたのは俺だから!

と誇らしげに話す健ちゃんの姿が見れます。表面だけでは足りない、書けるところには全て書いちゃえ!と言う発想がとても彼らしい。そして、V6ライブの最後のお約束と言えば健ちゃんの投げキッス。いつも最後まで舞台に残って、去り際にファンへ投げキッスを送って去っていくんです。この瞬間が本当に好きです私。そのまま去るだけではもの寂しい。少しでも素敵な思い出、素敵な時間の記憶をプレゼント!という健ちゃんのサービス精神が現れてる行為だと思うんです。男性としては、どこか気恥ずかしくてなかなかやれないこと(剛くんとか絶対にやらない)も、ファンのためにやってしまう。それだけ、ファンを大切にしていて愛している。
アイドルであること、自分たちを応援してくれているファンという存在、それにこれだけの誇りを持っている人は同じジャニーズでもなかなかいないでしょう。彼のソロ曲に"悲しいほどにア・イ・ド・ル"なんて歌までありますから。自分の存在でアイドルというものが何かを示してる、というのは言い過ぎでしょうか。


不器用な一面①〜距離感
自分をパブリック向けのキャラクター、アイドルとしてのキャラクター、メンバー間でのキャラクターとを演じ分けることができるあたり、とても器用な印象を受けます。しかし、本当にそうでしょうか。私は彼が不器用にしか思えないんです。
彼のメンバーへの信頼や距離感の近さがよく分かる話として、ボディタッチの境目が挙げられます。健ちゃんのメンバーへのボディタッチの多さは有名な話です。音楽番組でパフォーマンス中もメンバーとじゃれ合ってる姿もよく見ます。膝の上に乗るエピソードと相まって距離感音痴とも言われています。それほど、健ちゃんとメンバーとの物理的な距離感はとっても近いです(言わずもがな精神的なものも)。
ところが、彼はメンバー以外には触られたくないしある程度距離感を保っていたいと言います。最近の例で言うと、2015年の年末に放送されたFNS歌謡祭での一幕。V6の20周年を記念して、彼らの人気曲を後輩グループとV6がコラボしてメドレーを歌っていくコーナーで番組は始まりました。そんなメドレーの中盤、NEWSの4人と名曲"愛なんだ"を歌う中でその一幕が見られました。後輩とコラボ、ということで肩を組んだりじゃれ合いながら歌うことは何も不思議ではないと思います。NEWSとも肩を組んだり、メンバー同士の間に入れてあげたりしてみなさん歌っていらっしゃいました。そんな中、健ちゃんは小山慶一郎くんと並んで歌っていました。小山くんは嬉しそうに肩を組んで歌っていましたが健くんを見ると…これがすげえ嫌そうな顔、しかも超肩をすくめてる 笑 これを見て、ああ本当に嫌なのねと感じたものです。
また、今年の春に滝沢歌舞伎に出演した健ちゃん。滝沢歌舞伎には、普段V6としては接することがないジャニーズJr.も多く出演してます。その中で、今でも健ちゃんの話題に上がる1人のJr.がいます。
Snow Manの佐久間大介くんです。
彼、本当に健ちゃんに懐いているようでエピソードがいろいろ出てきます。詳しくはこちらで紹介されています。
滝沢歌舞伎ロスを乗り越える②-Johnny’s webから見る滝沢歌舞伎メンバーの人間関係。三宅健君は佐久間君の愛情にどう反応したのか?タッキーの健君を守り抜く覚悟のこと - J組がむしゃらら
三宅健と佐久間大介の関係性がおもしろい件【1】 〜「三宅健のラヂオ」にSnow Manがやってきた 編〜 - ループ ザ ループ。
こちらの筆者さんも仰ってますが、付き合いたての彼女のような熱量ですね佐久間くん。そして自分でもう彼女とか言ってしまってる 笑 しかも、最終的にはお兄ちゃん取ろうとするとか、なんなんだこの子!面白いぞ!
とりあえず佐久間くん自身は置いておいて…佐久間くんの異常な愛に対して健くんは、確かに返答はしているんだけど、ツンデレな反応を示しています。

  • 後で楽屋に行きますに対して『もう来なくていいよ』
  • 佐久間くんが年齢を言ってる途中で『お前はいいよ』
  • たくさん絡んでるじゃないかと言われて『お前が勝手に絡んでるんだよ』
  • V6メンバーに佐久間くんのことを言われて、『いや、ちゃんと距離を取ってる』

などなど…
普段剛くんが健ちゃんに対して示す反応と似ている気がします。舞台も観に行ってあげてるようなところを見る限り、恐らく可愛がっていて、可愛いんだけど、その相手が余りに熱量があるので敢えて突き放してるといったところでしょう。愛情の裏返しというかね。基本的に素直で感情をすぐ表すような印象があるようで、メンバー以外には途端に距離を取ろうとする健ちゃん。そんな部分に不器用さを感じざるを得ないのです。
しかし、V6で絡みづらいと言われる三宅健に、絡みづらいと言われる佐久間くん…恐ろしや…
他にも、イノッチとお仕事関係の方々と食事に行ったときに、イノッチは持ち前のコミュニケーション能力でその場で連絡先交換したんだけど、健ちゃんはできなくって、イノッチが後日『健が連絡先知りたがってます』と伝言した、なんて話もあるんです。不器用なくらいに、メンバー以外との距離感は測る方です。


不器用な一面②〜思慮深さ
他人との距離を取りたがる健ちゃんですが、一方的に距離を置くわけではなく、↑最後のエピソードでも取れるように、相手の観察や配慮を忘れないで距離を測れる方だと思います。例えば、ベテランの芸能人の方々とのエピソードを見ていきましょう。よく語られるところから挙げていくと

  • 泉ピン子さんに『よう、ピン子じゃん!』
  • タモリさんに話を振られて『え?』と答えてSMAPの木村さんに怒られる
  • 明石家さんまさんを目の前に『やっぱりさんまは生に限るな!』
  • 笑福亭鶴瓶師匠とは『ご飯行こう!』と言う間柄

聞いていてヒヤヒヤする話ばかりです 笑
ところが、健ちゃんはベテランの皆さんに煙たがられることはなく、むしろ好かれています。ご友人にもご年配の方が多いそう。不器用ではあるけれど、相手のことをきちんと見極めて思慮深く接せられるのだと思います。似たようなエピソード多く持つ方が、HKT48指原莉乃さんです。彼女は著書の中で

すごく偉い人にはタメ口で話す
少し偉い人には敬語で話す

と話しています。これ、理由としてはすごく偉い人はタメ口で話すくらい気にしないで、むしろ面白い奴だな、と思ってくれる人が多いからということなんですが、ただの無礼者がやったら大火傷するはずです。指原さんも思慮深い方なんだろうと思います。ただ、健ちゃんの場合はここまで深いこと考えておらず、信頼関係ができたからタメ口ということな気がします。相手を尊重して、懐にすっと入っていくから、相手の方も気を許して信頼してくれる。年齢・地位関係なく1人の人間として接しているから、信頼できる=仲良くなれた!ということでタメ口に。子供が築く人間関係に似ていますね。その純粋さを持ったまま、相手を尊重できる。でも、器用なんではなく、不器用だからこそ子供な部分を捨てていないで成長してきたんでしょう。だけど、それを魅力にしているのは健ちゃんの凄いところ。


"きちんとした"大人の一面〜時には神経質
ご年配の方々を魅了しているのはそういった部分だけでなく、彼の趣味もあります。奇抜なファッションが好きだったり、女子力が高い一方で、年賀状を手書きで書いたり、相撲や落語を見るのが趣味など日本の伝統的な文化を大切にしている健くん。また、環境問題やエコに関心があり、ゴミの分別について語っていたこともあります。そういったことの文化的な知識や時事的な知識があることも、人生の先輩方と対等に渡り合える所以です。趣味だけではなく、性格にも古風で真面目な一面が見られます。

  • ハンカチとティッシュを持っていないと女子とは認めない
  • 女性が汚い言葉を使うのが許せない
  • 酒、タバコの類は一切やらない
  • お風呂上りには水滴を拭く
  • クリスマスにはモミの木を飾る

挙げたらきりがないんですが、まあちゃんとしてるんです。芸能人でここまでちゃんとした生活を送れてる人ってすごくないですか?むしろ、ちゃんとしすぎて神経質なところも。潔癖だとも言われていますからね。繊細なところがあるからでしょう。
すごくないですか、これ、冒頭に書いた自由奔放な彼と全くの同一人物ですよ 笑


意外性の宝庫〜多面的な魅力
長々と三宅健という人について語ってまいりましたが、まあ色んな魅力をお持ちの方です。少しでも興味を持っていただけた方がいらっしゃったら何よりです。まとめますと、

  • 自由奔放、天真爛漫
  • アイドルとしてのプロ意識
  • 女子力
  • 思慮深く、不器用
  • 距離感を大切にする
  • きちんとした一面
  • 繊細・神経質・潔癖
  • 真面目でまっすぐ(手話のきっかけから、冒頭のリンク参照)

まだまだ出てきそう…!魅力と意外性が底知らずです。実際、今までの記事の中で最長の量を書いたのにも関わらず、どこか消化不良です。まあ、ネットの記事読んで衝動的に書いてしまった文章ですからね…ツッコミや他にもエピソードがございましたら、教えていただけると幸いです。知らないこと、どんどん知りたいです。


今回、アプリをやっと使いこなせまして、太字だとか引用を多用してみました。読みやすくなりましたかね?時間があれば過去の記事も編集したいな…
また、何個か記事をリンクさせていただきました。一応、読ませていただいて申請のことだとか特記がなかったので貼ってしまっております。著者様、何か不都合がございましたらお知らせください。勝手が分からず貼ってしまって申し訳ありません。

最後までお付き合いありがとうございました!
次回こそはV6の夫婦の舞台それぞれを記事書き上げたい…!

【観劇】蜷川幸雄追悼公演・ビニールの城/bunkamura シアターコクーン

こんにちは、ユカです。
本日は急逝された蜷川幸雄さんが演出するはずだったこちらの作品です。相当な倍率だったのですが、ご縁があって運良く観劇することができました。


主演は剛くんに、共演で宮沢りえさん・荒川良々さん・六平直政さんなどなど…キャスティングを見るだけで蜷川さんの気合の入り方が伝わってきますよね。実際、みなさんのパワーがぶつかり合って本当に素晴らしいものを見せていただきました。
以下、ところどころネタバレしてしまうかもしれません。千秋楽は迎えていますが一応ご注意くださいませ。


俳優・森田剛を拝見したのは今回が初めてなので、後半でたっぷり語ろうかと思います 笑 ですので、まずは他の方の印象やストーリーに対してのことからちらほらと。

ストーリーは、さすがアングラ作品で、私のような舞台初心者には、まあ難解ですよ。みんな長台詞でとにかく捲したてる。ついていくので精一杯。
でも、感じるものはすごく多くて。と言うのも、ちょうど観に行った時が気分がすごく落ち込んでいて、泥の中を這うような気分で過ごしていた時期だったので、朝顔の苦悩というか、周りから見たらこいつ変だなって思われるんだけど、朝顔からしたら至極真面目に悩んでるっていうそんな状況に共感ではないけど、感情移入というか…
すみません、上手く言えないけれど、朝顔に吸い込まれているような感覚でした。すぅっと吸い込まれて、朝顔の長台詞に溺れているような、すごく息苦しい感じ。それが、私がメンタルから体調を崩した時の感覚ととても似ていて、どこか苦しさを感じたまま観ていました。辛いんだけど、目を離せなかった。それは演じている皆さんのパワーなんだろうな。

とにかく力のある俳優のみなさんが揃っていたので、舞台から溢れるパワーがすごかった!個々も凄いのは当然で、かけ合わさること、更に蜷川さんの追悼公演であることで、そのパワーに拍車がかかっているんでしょう。ずっと鳥肌が治りませんでした。

宮沢りえさん、テレビで拝見して大女優であることは分かっていましたが、舞台で拝見するとそのパワーに感動します!ああ、これが大女優と言われる人のパワーなんだと…。可憐で妖艶、つかみどころのない少女のような女性モモを見事に表現してらっしゃいました。仕草が無邪気で可愛らしいんだけど、ふと見せる表情や言葉が大人の女性であるモモ。可愛らしい外見に、何面もの顔が見え隠れする大女優にぴったりの役でした。
終盤で、水の中に沈んでいく(沈むという表現があってるのか疑わしい)時の表情、ビニールの城が出来上がってその中から身をよじりながら悲しそうに微笑む表情、息を飲むような美しさでした。剛くんが観たくて行ってんですが、気がつくとりえさんに引き込まれてしまう。剛くん観てたんだけど、気がつくと目でりえさんを、モモを、追ってしまっているんですよ。美しさも要因なんだろうけど、他にもあるんだろうな…モモの危うさだろうか。りえさんのモモからは終始、朝顔という存在に執着しているからその場にいられてるんじゃないかっていう、風船のような危うさが流れていたんです。どうやって彼女がそれを表現していたのか分からないけれど、確かにどこか危うかった。掴みどころがなく、ずっとふわふわ漂う風船。そんな雰囲気を醸し出せるなんて、大女優、おそろしや…
いやあ、宮沢りえさんのモモが観られて良かった。蜷川さんはこの人しかないって心の底から思ってキャスティングしたんであろうと、素人ながら確信いたしました。

荒川良々さんは背がとても高くて大きい方なんだけど、そういった方特有の威圧感はない、不思議な暖かい空気をまとっていらっしゃいました。その暖かさが、モモを一途に愛してはいるけれど、自分は劇中の誰にも愛されていない夕一の哀愁を引き立ててましたね(朝顔はモモに愛されていたし、モモは夕一に想われてるし、なんだかんだ結ばれないにしろ、朝顔が愛そうとしたと思う)。
劇中、誰よりも優しかったと思う。空気感も、夕一という人物も。モモを愛するがゆえ、彼女が"ゆうちゃんと呼ぶ瞬間"だけを愛していることが分かっているから、"ゆうちゃん"という人形になっていく。夕一という男性ではなく、"ゆうちゃん"と呼ばれる器のような存在。すごい哀しい。。。寂しい。。。でも、彼はそれで良いと寂しそうに微笑む。何故なら、モモを愛しているから。この上手くいかない感じが良々さんの暖かい空気感と相まって、夕一の哀愁をより大きく明確なものにしていく。
あーーー、語彙力なさすぎて上手く伝えられない!
とりあえず、この人も、剛くんのような感覚で進んでいくタイプの役者さんだと思った。テレビで見る、おちゃらけた役が多い良々さんとは別の一面が見られて嬉しかったです。


そして、何より剛くん。
登場から不思議な存在感をまとってました。そこに存在してることが違和感というか。でも、その違和感が朝顔が持つ生身の人間を拒絶するところに妙にリンクしてました。すごく難しい役を体現してたんだけど、器用だとは思いませんでした。むしろ逆で、ああやっぱりこの人は不器用な人だよねって感じで。それはどうしてかというと、理詰めで役を演じてる印象が全くなかったんですよ。この人は感覚でやってるな、と。器用な人って、理論から攻めていろんな役を纏える人だと思うんです。でも、きっと剛くんは感覚でアプローチして、役を纏うんじゃなくてつけていってるんじゃないでしょうか。きっと、一貫性はあるんだけど違う公演を観るたびに違う朝顔と出会えてたんじゃないかな。そんな気がします。同じものを同じように演じることも大切だと思うけど、せっかくの生身なら毎回違えど良いんじゃないでしょうか。大切なのは、そこに一貫性があるかどうかで。
感覚でやられてるような気がしたのは、剛くんが素でも持っている陰の部分がすごく感じられたから。そういう役だったから、と言われて仕舞えばそれまでなんですけど。でも、朝顔が持つ陰の部分にリンクして、どうしても太陽の方に向けない、人と交わることができない、そんな朝顔の葛藤というか課題というかそういった部分が浮き彫りになってたと思います。剛くんって元々ちょっと背中を丸めて歩くんですよね。それをそのままにしてて、そこも朝顔のどうしようもなさを演出してて良かったなあ。とぼとぼ歩くんです。
感覚の人であるからこそ、敏感さと繊細さもとても感じることができました。きっと、外から何かで触られたら壊れちゃうんじゃないかってくらい。まあ、森田剛と言う人は強いのでそうそう壊れないとは思うんですが、それでも繊細だし敏感だと思うんですよ。それを認めて、内包した上で強くある気がします。お前が剛くんの何を知ってんねん!ってお話ですけどね 笑 でも、朝顔ってその強さを抜いた剛くんな気がする。どこか似てるような。朝顔はまだ自分の敏感さと繊細さに振り回されていて、それを抱え込んで自分のものにしてしまうことも知らない。だから、ビニ本のビニールを開けないことや人形としか向き合わないことでしかアイデンティティを築けなかった。そして、夕顔を無くしてしまったり、それを乗り越えて自分と向き合えというモモが出てきて、混乱して、敏感さと繊細さが露わになってしまう。自分はただ、ビニールも開けず、人とも交わらず、霧の向こうに行かないでじっとしていたきだけなのに。朝顔は壊されてしまいそうなアイデンティティを必死に守ってるような気がしました。 うーん、まとまらん。私も感覚で感じてたところが強いんですよねえ…
観劇からしばらく経って、記憶をたどったからこんなに長ったらしく書いてますけど、見た直後は俳優・森田剛すげえ!!良いもの見た!!しかなかったです。今まで、お芝居をしてる剛くんはランチの女王でしか観てなかったですからね(これもこれですごい役でした。このドラマ好き)。俳優としての魅力を本当に目の当たりにしました。この感覚の人、でも一貫性があるって言うのが色んな演出家の方々に信頼を得てる理由なんでしょうね。感覚で一貫性があるって、必ず唯一無二のものを生み出してくれるってことですからね。
V6の剛くんも見たいし、俳優・森田剛もまた生で観させていただきたいものです。色んな剛くんが見たい!色んな監督さんに使ってもらって色付けていただきたい!!みなさん、お願いします(どのポジションや)

相変わらず長文駄文でまとまりがないですが、要するに俳優・森田剛は素敵でした!
近いうちにV6の熟年夫婦それぞれの舞台に関しても書けたら良いなー。

SMAPさん解散にあたって

もう半年近く書いてなかったんですね…
仕事が忙しくて全く手を付けられませんでした。
読者の方がいるのかも定かではないですが、
こんにちわ、ユカです。

以前の騒動があった時も書いてますが、
やっぱりご本人たちの肉声で、
言わされたセリフではない言葉で、
ちゃんとちゃんと聞きたいです。
深くは話さなくて良いから、
解散します、申し訳ありません、これからも応援してください
だけでも良いから。
ファンだけでなく、日本中の方がそれを待ってます。
それだけの義務があるような気がします。

とまあ、そんな感じで
ご本人たちの"声"を聞くまで
なかなか現実感を得られない気もします。

現実感ないなりに色々と考えてたんだけどね、
不思議とすっきりはしてるんですよ。
あの気持ち悪い後味の悪い1月と比べたら。
今更、5人の決断を誰も否定しません。
むしろ、応援したいです。
再結成しまーす!ってなってもみんな応援すると思います。
それだけ魅力的な5人組。
これだけ多くの人たちを魅了して、
愛される人たちなんて
今後出てこないんじゃないでしょうか。
ワイドショーでインタビューを受ける普通の人がさ、
口を揃えて
テレビを付けたらいてくれる当然の存在
だなんて言うんですよ。
たった5人の人たちのことを。
本当にすごいことだと思います。

5人分のコメントが出ただけ、
以前の騒動の時よりはずっとましですよね。
まあ、肉声には勝りませんが。
5人それぞれのスタンスというか立場というか
それが如実に現れたコメントだと思いました。

きっと、疲れてしまったんですよね、下のお二人は。
あれだけ無邪気にSMAPを愛していた人たちですもん。
その人たちにこの2文字を言わせるって
心が動かなくなってしまったんだろうな。
すんごくすんごくすんごく寂しいけど、
そんな心が動かない状態で無理もさせたくない…

吾郎さんは本当に中間だったんでしょう。
辛い決断、だけど自分たちの意思。
両方の表現をしていたのは吾郎さんだけ。
もう、なんでこんな時まで中間管理職なんでしょうか。
でも、弟2人が壊れるのを守るために
その2文字を受け入れたんでしょう。
きっと、木村さんと中居さんが
人生を懸けて守ろうとしてるのも分かってる。
板挟みだったと思います。
それでも、2人を守った。
やっぱり、限界だったんでしょうね。

朝から報道がたくさんあって、
自分も色々と聞かれてるだろうけど、
昨日のオリンピック中継もそつなくこなす中居くん。
ただただすごいと思った。
プロだ、本物だ、と。
もともと本心を押し込めて、
パブリック向けの自分を演じる人だけど、
今はどんな思いが渦巻いていて、
どんな覚悟をしてカメラの前に立ってるのか。
一般人の私には想像し得ないですが、
中居さん、立派です。

そして、休暇中不在の中で結論が出てしまった。
木村さんが真っ直ぐで大真面目で、
そして負けず嫌いなこと、日本中が知ってます。
無念がどれほどなのかは理解ができないけれど、
何かがものすごく重くのしかかっているのは想像ができる。
まだ解散発表後、カメラの前にいらしてないですが、
休暇から帰って来た時に
悔しい無念な気持ちを押し殺して
やるしかないんで。進みます。
とでも仰るんだろうなあ。負けず嫌いだから。

木下優樹菜さんがInstagramで良いことを言っていて、
大好きな人の決断を応援するのが愛、と。
一番悲しくて虚しいのは5人だと思う。
そしたら、私たちファンは、
5人が決めたこの先の道を照らしてあげないといけない。
今、私たちと5人がすれ違ってしまってはいけない。
たとえ、すれ違っても、
これからも5人それぞれのやり方で笑顔を届けてくれるのだから、
手を離そうとしないで、ちゃんと繋いでいよう。
決断がこのまま変わらなくても、
もしも、もしも万が一変わったとしても、
私たちは5人と手を繋いでいましょう。
『STAY(2006年/Pop up! SMAP)』で私たちに伝えてくれているように。

どんな時でもくじけずにがんばりましょう。

WAになっておどろう / V6(1997)

久々の1人暮らしを始めたころに書き始めた記事です、これ。
こんにちは、ユカです。

1人暮らしだなー、家族と離れるんだなーなどと考えてたら寂しくなりまして、この曲を気づいたらリピート再生してました。家族という輪をいつまでも大切にしたいな…

この曲がNHKみんなのうたで流れてたのは覚えてるんですけど、あれはV6が歌ってるのではなく大元の別のバージョンなんですね。記事を書く上で少し調べて知りました。世間ではV6が完全にオリジナルだと思われてますが、V6もカバー扱いになります。

歌い出しの坂本さんのソロを聞けば、20代より上の人たちは『おっ』と思うはず。今の20代はこの曲が出た頃は幼稚園か小学校に通っていた人がほとんどで、リリースされた年の運動会でたくさんの学校で踊られたはず。私も小学校の運動会で、全校で踊りました。
全校で踊る曲に選ばれるってすごいことだと思って、①老若男女全てに愛される曲か②社会現象になってるほど人気の曲かだと思います。ここ最近で言えば、ランニングマンで人気だったR.Y.U.S.E.Iは②のパターンで、この曲は①のはず。

ジャニーズの曲って、本当の本当に全ての世代で分かる曲って限られてます。それこそ、私は考えてみてもSMAP世界に一つだけの花くらいとこのWAになっておどろうくらいしか思いつきません。嵐も凄く人気だし、凄くよく聞くんだけど、結局曲が伝わるのは若い子たちだけになる気がします。

WAになっておどろうは、そんな中歌い出しでほとんどの人が分かるだろうし(まあサビから入ってるから当然なんだけど)、大体の人たちがリズムを取れる歌になってます。このリズムが取れる踊れるって言うのが凄くポイントで、V6の初期〜中期のアーティスト性と今でも変わらないバラエティでの彼らを表してると思うんです。

V6のアーティスト性というところから考えていきます。

最近はまた初期のユーロビート的なダンスナンバーや、はたまた攻めに攻めている実験的な曲が多くなってますが、学校へ行こうが終わる頃くらいまではどの世代の人たちの懐にもすっと入って素直に聴ける曲が、V6の曲として有名になってたと思います。V6=ファミリー受けする歌を歌う人たち、というか。
実際、最近の歌番組の特番でも代表曲として歌われるのって愛なんだ(1997)とこのWAになっておどろうがほとんどで、確かに彼らの代表的なヒット曲ではあるんだけど、10年前の曲をこんなに楽しそうに頻繁に見せてくれるあたりにファミリー受けするアーティスト像ってのがV6の特性なんだなあって感じさせてくれます。
↑の曲にありがとうのうた(2004)とUTAO-UTAO(2005)を加えたら、最強にどの世代も笑顔になれるメドレーが作れるはず。やってくれないかなあ。
勝手に色々言ってますが、いやいややっぱり彼らはジャニーズの中でもハイレベルなキレッキレのダンスでしょ!とおっしゃる方も多いと思います。確かに、そうなんです。メンバーの半分は40代で、未だにキレッキレに踊る辺り、ダンスも彼らの真骨頂であると思うんです。でも、私はどの世代にもパワーをあげられる歌を歌えるって言うことが本当にすごいことだと思って。もし、この曲がSMAPとか嵐が歌ってたとしても人気になってたとは思います。だけど、もしそうだとしてもそれは"彼らが歌う"からにとどまっていたんじゃないかなとも思うんです。V6が歌ってたからこそ、歌そのものが愛され続けてるのかと。
SMAPと嵐ってアイドルというパワーが強すぎるんです、曲に対して。その点、V6は2組ほどはアイドルのパワーは弱く、曲とうまく調和できるグループだと思います。決して地味、という話ではなくて、彼ら特有の空気感がそうさせるんです。V6を見ていて感じるあのあったかい雰囲気とか空気感て、若い子たち・同世代だけが集まって出る圧倒的なパワー感ではなくて、彼らの特徴でもある年の差が持てる家族感だと思うんです。その家族感がこの曲のみんなで踊りましょう!さあ楽しんで!っていうメッセージにぴったり合う。だから、『WAになっておどろうって良いよね、ついでに歌ってるV6も楽しそうで良いよね』って歌→人っていう目立ち方になってるのかと考えてます。
で、その楽しそうで良いよねっていうのがV6特有のバラエティ性です。よくファンの間では言われてることですが、坂本くんが父、長野くんが母、イノッチが長兄で、剛健が双子、岡田くんがみんなに愛でられる末っ子。家族だからやたらと仲が良いわけじゃなくて、昔はぶつかりあったりしてて、でも集まれば仲が良くて。そのベタベタしているわけではない関係性・雰囲気が、この曲を広い世代から受け入れられやすくしてる要因だと思います。ベタベタした仲の良さって、賛否両論出ちゃうはずなんです。嫌いな人はきっと嫌いだから。でも、彼らの場合はべたべたしすぎない(いや、しすぎる人もいますけど)。だって、家族だから。程よい距離感で、近くに寄る時はぐっと近くに。遠い時は遠いけど、どこかで繋がってるように見守り合う。そんな万人から好感を得られる関係性と距離感を持ってます。
近すぎない家族感、だけどいつも楽しそうな雰囲気、それがこの曲と合わさってV6の代表曲であり、全世代が聴いて落ち着ける曲を作り上げてるんだと私は思ってます。


さあ、この記事書き上げるまでに半月以上かかってしまいました…!色々と嬉しいことがあって、しばらくV6関係の記事続けるかもです。かも…です。

近頃のこと。そのに。

あああ、書きたい曲や映像作品の記事がたくさんあるのに…!進まない…!
こんばんは、ユカです。

相変わらずの亀更新、本当に申し訳ありません。しかも、近況しか書いてないっていう。1人暮らし始めて、いろんなものを聴いたり観たりは増えてるんですが、集中して文章を書く時間はなかなか取れず…5個くらい下書き記事あります。もはやストックしてるみたいな。今月中にその5個は更新できたら良いな…
って感じなので、今回の記事も近況に逃げます。本当にすみません(´・_・`)

さて、1人暮らしを再開して半月が早くも経とうとしてます。ようやっと段ボール軍団たちが部屋から消えて、家具も揃って環境が整いました( ^ω^ )わーい、快適!
キッチン道具も一通り揃えて、毎日自炊生活です。もともとオタク気質で、ハマったら泥沼なもんでここのところは時間があれば台所に立ってます。これでレシピ本なしで作れるようになっていけばいいな…目指せ坂本くん。笑

とまあ、こんなところで一先ず生存確認です。
ここのところ定期的にアクセスがあって本当にありがたいです。もっと中身のある内容を、頻度ももう少し高く書いていけるように頑張ります!今日ももう1つ記事を上げられるように頑張ります、、記事の日付は少し前になってますが、今日は3月17日です…頑張る。

追記
あれ、上げたら17日になってる…
よく分からん!!

近頃のこと。

お久しぶりです。
ユカです。

私事ですが、引っ越しをしまして。
その準備やら片付けで忙しく、ここのところ音楽にも映画にも触れておりません…しかもまだ片付けと家具の組み立てとか終わってません。ああ、やることたくさん(´・_・`)

だけども、観たいもの聴きたいものは増えてる…!

まずはV6のDVDを買いました。
そうです、昨年行われたアニバーサリーライブの"V6 LIVE TOUR 2015-SINCE 1995〜FOREVER-"です。休みもないからなかなか見れません( ; ; )本当に冒頭だけ見たけど、会場のシンプルさにV6のパフォーマンスへの意気込みを感じました…ああ早く全部見たい。基本、V6だと私は坂本くん・長野くんのファンですが、このDVDでは剛健にやられそう…2人の色気がやばいです。早く全部見たい!!!
今年は恐らく、個別の活動がメインになるだろうし、DVDでV6をたくさん堪能しようと思います。

で、個人の活動でいうとプレイガイドで長野くん出演ミュージカル、"Forever Plaid"のチケットを購入しました!
ファンクラブに入ったのが遅くて、選考に間に合わなかったからちょっと諦めてたんですよね…席自体はあまり良くないみたいですが、ミュージカルそのものが好きなので楽しみ!前にやってた時もこのミュージカルは評判が良かったようなので、今からわくわくです( ^ω^ )劇団四季とかたまに観ております。そう言えばしばらく行ってないな…そろそろ行こうかな。
そして、初めての生長野くん!本当に綺麗な顔立ちをしてるから、生で見ても現実味ないんだろうな…笑 遠くてもしっかり目に焼き付けよう!

坂本くんの"マーダー・フォー・トゥー"も楽しみですねー( ^ω^ )これから申し込みに行くけど、当たるといいなー。坂本くんの美声を生で聴きたい!オーチャード行けなかったし!

とまあ、V6しかないんですけど 笑
一応、用意して書き進めてる記事にはSMAP、Super Junior、SKE48などなど御座いますので、もう少しお待ちください!頑張りまする。

あ、SKE関連で思い出した。
正しくは卒業メンバーですが…
私は初期メンバーで好きな子が結構いるんですが、矢神久美ちゃんがファンクラブを設立されるそうですね。玲奈ちゃんとかと交流したりしないかなあ。
玲奈ちゃんもドラマがまた決まってますね!笑神様が終わってしまって、露出もどうなるのかなと不安でしたが、着実に女優さんとして進んでますね。これで確実な仕事が増えてくといいなー。
あとは小木曽汐莉ちゃんが好きです。

オリラジのPERFECT HUMANも凄いですね。
パフォーマンスとしてのレベルも高いと思います。藤森くん歌上手いし。年末に配信された時からずっと聴いてるんですよね。もっと曲出さないかなー

じゃ、こんなところですかね
また落ち着いたらば更新します

Mr. Simple / Super Junior(2011)

K-popも結構聴いたりしてます。
こんにちは、ユカです。

イギリス留学中に出会った友人が凄く東方神起のファンで、その子の影響で聴き始めました。でも、なぜか東方神起は素通りし、当時日本では無名だったSuper Juniorにハマってしまうという。それもこのアルバムがきっかけでした。

日本の音楽では殆ど聴かない曲調と、韓国語特有のリズミカルな語感がとても新鮮であれよあれよと虜に。その後、表題曲Mr.SimpleのPVを見たらツッコミどころ多すぎて戸惑いました 笑
SJをご存知の方にはお馴染みですが、アイドルという言葉を疑うほどふくよかな方がまず目に飛び込んできました。でも、彼がよく踊るんですこれが。さらに綺麗な顔をしていそうなのにサングラス外さないわ、ちゃんと踊らないわのパンチが効いた人もいました。あとは何と言ってもサビの個性的すぎる振り付け。あれはファンもご一緒に!のお手振りなんでしょうか。とまあ、こんな具合に色んなところに衝撃を受けたのです。それまでのK-popって東方神起みたいな正統派か、BIGBANGみたいなクラブ系かって印象だったので、こんなバラエティ感がすごいグループがあるのかと驚いたものです。またSJ自体のことは別記事でご紹介させていただきます。

で、肝心の曲はというと、とてもキャッチーで耳に残るポップスが中心です。バラードも良いんですが、SJの持ち味は気付いたら鼻歌を歌ってしまうようなポップスにあると思います。各アルバムにそれぞれ名ポップスが2〜3曲はあるイメージ。韓国の音楽界は、何故かアルバムを毎回少し時期をズラして別バージョンでもう一回出すんですね。リパッケージと呼ぶんですが、そのリパケの曲も含めて今回も数曲ピックアップしてご紹介します。

⚫︎SUPERMAN
オープニングを飾るこの曲、そこまで長くはなくよくあるOvertune的な扱いです。
テレビでよくパフォーマンスされていたので、ネットをちょっと検索するだけでたくさん動画が出てくるので是非。基本的にSJは人数が多いのもあって、韓国では珍しく振りが揃わないグループなんですが、この曲の時は揃ってるんだよなあ、不思議と。やっぱり10人以上いるんで迫力が凄いんですよ。迫るものがあります。一時期、頭の中をこの曲が流れるだけじゃなくて、冒頭のダーダダッダッ!ダッダッ!の部分の映像付きでこぶりついてました。それくらい圧巻。
曲そのものはラップが多くて、メンバーが変わる変わる交代してパートが移っていきます。結構忙しく変わるので、よく間違えないなあと感心します。個人的にはヒチョルが奥から迫る感じで出てくるあのパートが好きです。

⚫︎Mr. Simple
出た、表題曲!これ、日本語訳版もあるんですが歌詞が爆笑ものです。もっとまともに訳せるんじゃないかと思う…
歌詞は置いておいて、本当に中毒性の高い曲です。サビ自体は同じリズム・同じ音程の繰り返しですごく単調なんですが、タイトル通りシンプルに頭に残る。↑で書いた振り付けも簡単なので、それも相まってドン!と印象に残ります。韓国の音楽ビジネスって上手いなーと思いました。正直、これ日本じゃ絶対にシングルカットされないと思うんですよ。アルバムの真ん中くらいに収録されて、その時のツアーでしか歌われない感じだと思う。韓国だとアルバム表題曲が日本のシングルカット的な位置なんですが、本当に攻めてる。単調なリズム・単調な音程・単調な振り付けで中毒性を産むって相当センスがないと出来ないことです。作曲者・振付家もさすがですが、これを表題曲に持ってきたプロデューサーが本当にセンスありすぎる。音楽的な知識もボキャブラリーも貧相なので、文字で説明できないのが申し訳ないですが、一回で良いからPVをご覧になってください。見終えたら、鼻歌を歌ってる自分がいます 笑

⚫︎A-CHA
リパッケージの表題曲です。リパッケージされると、また表題曲を変えて売り出しするんですねー。またこれが良い曲だからおもわず買っちゃうんですねー。収録曲もマイナーチェンジしてて、お得感出してくるんですねー。全く良い商売してやがるぜ。
Mr. Simpleに対して、こちらは難易度高そうなダンスを踊りまくってます。ヒチョルが兵役直前なため、個人カットだけの出演なんですがこれあの人踊れない気がする 笑 
この曲はダンスでもそうですが、ラップでもシンドン(太ってる人)とウニョクがとてもかっこいい。ダンス曲なんで歌うま組が目立たないのは残念ですが、K-popは踊れる曲が断然好きなので満足。

⚫︎Oops(feat.f(x))
妹分のf(x)とのコラボ曲。SJ側の参加者はイトゥク、ヒチョル、ドンへ、シンドン。女の子たちとの掛け合いのラップが楽しい!ライブパフォーマンスでは、両グループの仲の良さが溢れ出ています。わちゃわちゃしててかわいい。ダンスとかバキバキのパフォーマンスを見るというよりも、仲の良いみんなを見て微笑むための曲です。でも、曲としての完成度はすごく高いと思います。
f(x)も中毒性が高い曲が多いので、別の機会にご紹介しますね。

さて、さくっと走り書きしたので内容は薄いですが今回はこの辺で。
いくつか下書きの記事をためてるんですが、アップすると、アップ当日じゃなくて下書きを始めた日付でアップされるんですよね。これは仕様なんでしょうか?ご存知の方、アドバイスください。。