お気に召すまま

ジャニーズとNACSと、観劇と、自分の健康と

!-attention- / 20th Century(1998)

V6にハマった、特にトニセンにと話すと後半部分で高確率で笑われるのがなっとくいきません。
こんにちは、ユカです。

いやー、トニセンは3人ともすごいんだよー!と叫びたい。プロフェッショナル。歌上手いんだよなあ。長野くんなんて本当に上手くなられました。後日書くと思いますが、ソロ曲の『桜色桜風』とか大好きです。トニセンそのものについても今度書こう。

さて、今回はそんな20th Centuryの2ndアルバムです。同じ日に年少組のComing Centuryによるオフショットビデオ『?-question-』も発売されたそうです。
1998年って、森田くんが24時間テレビでマラソン走ったり、V6でツアーやったり、J-FRIENDSやってたり、ファンイベントやってたり、かなり盛りだくさんなんですね。トニセンでもツアーやってます。忙しかったんだろうなあ。シングルで言うと、『Be Yourself!』『over』ですね。

どうしてそんな前のアルバムを聴いたのかというと、坂本くんのソロの名曲『shelter』をとにかく聞きたかったんです 笑 で、クリスマス前にamazon使って購入いたしました。ええ、『shelter』聴きたさに 笑 だって、みんなかっこいいって言うんだもん…後ほど、その『shelter』については語らせていただきます。

そんなアイドルきらきら〜な眩い活動の中でリリースされたとは思えないくらい大人な曲が多いです。大人が歌ってる、というよりは、プロモーションですごい大人押しをしたかったんだなあと言う感じ。
井ノ原さんはこの頃まだ22歳で、確かにアイドルにしたら大人なのかもしれないけど、世間的に言えばまだまだ若い時期でございます。実際、彼のソロ曲『おやすみ』はフォークギターをかき鳴らして歌う感じがとても若者。歌声も今と比べて荒削りで、言葉を紡ぐというより音をぶつける感じです。私は好きですけど、でもまあ、少なくとも大人ではございません。事務所がカミセンを若い!young!で売り出すがために、無理やり大人にされてる感は否めないです。

長野くんは当時26歳。イノッチに比べたら大人なんだけど、やはり青い。青いというか、とにかく不安定で、聞いていてハラハラします。失礼ですが、上手くはない。だけど、声質はイノッチ坂本くんと全く違って優しいので、トニセン内のポジションは確立してる。優しいというか儚いのほうが正しいかも。とにかくユニゾンを絶妙なバランスで仕上げてるのは長野くんの声によるものなんだろうな。坂本くんとイノッチだけだと、喧嘩こそしないけど声がバラけてしまうと思います。問題の歌唱力は、ここから凄く努力されたんだろうな…声量はなくても、今は表現力も付いて柔らかさを武器にして歌われてます。この辺でもトニセンの職人肌を感じる。

坂本くんはやっぱりすごくて、この頃から完成されてます。イノッチと長野くんが成長して完成してきたのに対して、坂本くんに関しては熟成・洗練という言葉が合う。よくメンバー同士の冗談で“坂本くんはデビューの時には既に完成されてた”って言われてますが、それは容姿だけじゃなくてパフォーマンスの実力でも言えるよなあ。そうじゃなかったら、『shelter』もただのソロ曲で終わってて、今もなお語られるような伝説的な人気は得なかったと思うんです。坂本くんの高い歌唱力で歌うから、若者故の無鉄砲さ・弱さを孕んではいるんだけど、パフォーマンスとしては完成された歌になる。弱さも表現になる。滝沢秀明さんや関ジャニ∞安田章大さんが歌ってるのを見たことがありますが、2人それぞれの良いところもあるんだけど、やっぱりパフォーマンスとして圧倒的に魅力的なのは坂本くん。『shelter』を聴いただけで、わざわざこのアルバムを買って正解だったと思いました。もちろん、トニセンとして3人で歌っている歌でも大黒柱になっているのは坂本くんです。確実に2人を引っ張りあげてるくらい、1人でちゃんと大人をしてる。この人は敢えて大人をやってるんだろうなって思うくらい。なかなかデビュー出来ない間に、来た仕事をただただ全力でやるって姿勢はトニセンの3人に共通してはいるんだけど、技術的な問題もあって2人はまだ大人になりきれない。もちろん、素人からしたら歌も上手いし、年上だからカミセンと比べても大人に見えるんだけど。そんな中、坂本くんに関しては27歳とは言え、まだ若い。だけど、カミセンとトニセンで売られているからこそ、トニセンでの自分は誰よりも大人でなくてはならない。それを歌でも確実に表現できてる。表現できるだけの歌唱力があったってのが本当に凄いところなんでしょう。
なんか坂本くん語りになってきている。笑

やたらと語ってしまいましたが、曲も見ていきましょう。もちろん『shelter』以外にも好きな曲ありましたよ!ぶっちゃけ、アルバムとしてはそんなに好みじゃないんで、一曲だけですが…もっとじっくり聴けばまた出てくるかな…

● BIG FORCE
この歌好き!イントロから異国的でジャニーズのアイドルらしくない。あの笛っぽい音の楽器、なんですかね?吹奏楽器はよく分からないんだよなー…あの笛っぽいのがこの曲のすごく良い雰囲気を作り上げてます。あれ、このアルバムって外国の物だっけ?って勘違いするような音。この曲が一曲目なあたりにこのアルバムとトニセンのコンセプトを感じます。
なんだけど、ユニゾンが少し不揃いでまだトニセンの若い部分が見え隠れしてる。ユニゾンって、多分一番声質が良かったり歌唱力のある人の声を大きめに編集して、その人の声が印象に残るようにしてると思うんですよ。だから、同じ頃のV6の歌聴いても坂本くんの声がガツンって聞こえてくるんだけど、この歌はそんなに坂本くんを持ってきてないんですね。意外だったな。そういう意味でも、若者が無理やり大人の曲を与えられてる感があるのかもしれない。
その歌の不安定さも、曲自体の異国的な不安定さとマッチして好きですけどね。

⚫︎Shelter
ジャニーズファンなら一度は題名を耳にしたことがあると思います。最近だと誰かカバーしてるのかな?私はずっとこれ、安田章大くんの曲なんだと思っておりました。随分とイメージに合わない曲やってんなあ、と。で、去年坂本くんの曲だったことを知って納得。曲そのものはかなり激しいんですが、歌詞がかなり弱い人のお話。弱いんだけど、その弱音を吐ける強さも感じるというか。それが強面なんだけど、実はビビり、実は繊細、V6じゃリーダーで気を張ってても、どこか抜けてて情けない坂本くんにぴったりで。でも、やっぱり決めるところは決めますよっていう曲だと思う(どんなや)これを坂本くんに当てがったジャニーズの人なのかavexの人なのかわかんないけど、その人すごい。
10周年のコンサートでマイクスタンド振り回しながら、“You're my shelter!!!!”と歌いだす坂本くんが本当にかっこいいです。一気に坂本くんのステージ。そこからギターのリフが入り、ボルテージが上がってく…紛れもなくROCKです。で、坂本くんが細身で長身だから合うんだよなあ。映像まで見てやっとこの曲の良さが全部わかった気がします。と言うのも、坂本くんの声って甘いんですよ。すごい上手いし、表現力も高いんだけど、この曲調には甘いの。だけど、パフォーマンスまで見ると、ROCKとして成り立つ。細身の坂本くんがマイクスタンドに重心をかけながら歌う姿はもうROCKスターです。10周年の時は既に坂本くんは34歳なので、そこまで激しく踊ってはないんですが(それでも間奏はめっちゃ踊ってるけど)、トニセンのコンサートではゴリゴリで踊ってるんですかね?そっちもみたいなー…

最終的に音源じゃなくて映像を語っちゃったよ…
このアルバムは、トニセンの当時のポテンシャルを楽しむのにはとっても良いと思います。生意気ながら、私も“いのっち、表現力着いたんだなあ…”“長野くん、本当に歌うまくなったなあ…”と楽しませていただきました。
また、余談ですが、『Shelter』はこのアルバムに入ってるものよりも、トニセンのベストアルバムに入ってるいきなりギターリフで始まるものの方が好きです。まあ、イントロ以外は変わらないんですが。ベストアルバムは2002年に発売されてるんで、完成により近づいてるトニセンを楽しみたいならこっちの方がおすすめです。

仕事が忙しくかなり久々の更新なのに走り書きになってしまいました…申し訳ないです。再来週には引っ越しが控えてるのでまた間が空いちゃうかもな…
とは言っても、読者の方がいらっしゃるのか分かりませんが(´・_・`)マイペースにやっていきます。